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マイ・フィンのススメ。 [2019 石垣島]

おはようございます、38kicksでございます。
ブログ中断中の出来事で一番大きかったことは人生初の入院だった。腎生検と扁摘パルス療法の為に2回の入院を経験した。先月、1年間飲み続けていたステロイド薬が終わって今は経過観察中。次回の検診の結果が良ければ往復3時間の大学病院ではなく、徒歩圏内の病院に戻ることになり随分と楽になるのだが、今は違う病院に通い始めておりまして、その話はまた今度。

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2019年 晩夏 石垣島旅行記 その5
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例のビーチにインする。久し振りのシュノーケリングである。喜びのあまりついつい力任せにフィンを蹴ったら軽く足が攣ってしまった。あまり無理をしないように気を付けることにした。ちなみに僕はマイ・フィンを持参している。お師匠のショップはちゃんとしたフィンを貸してくれるのだが、たまに子供のおもちゃみたいなフィンを貸し出すショップがある。つま先が痛くなったり、あまり進まないので疲れてしまったり、せっかく楽しみしていたシュノーケリングの時間にストレスを感じることになる。マスクとシュノーケルくらいだったらそんなに荷物にはならないが、フィンははっきり言って邪魔だ。しかし、それでも僕はマイ・フィンを買った。かっこいいじゃん、マイ・フィン持ってる人って(笑)
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僕のフィンはTUSAのKAIL。池袋のマリンショップの兄ちゃんに言われるままに買った。フィンと言えばGULLのMEWが一番売れているフィンだと思いますが、兄ちゃんに言わせれば「全然進まないからお薦めできない」とのこと。KAILはちゃんと進むし、疲れにくいそうです。フィンにも個人の好みがあるから、自分のスタイルに合わせて選べばいいと思う。シュノーケリングは足にフィンという抵抗を付けて運動するものと考えてもらえればいい。普段からランニングをしている僕でも無理をすれば簡単に足が攣ってしまうので、ビーチでゆっくり楽しみたい人ならば少し柔らかめのフィンでもいいと思う。
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あとは大きさですよね。とにかく邪魔になるので、ダイビングをする人はともかく、シュノーケラーでちゃんとしたフィンまで買う人は少ないのかもしれない。僕のように毎年のように石垣島に行きます、目的はシュノーケリングですという人なら買ってもいいとは思いますけどね。
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僕がフィンを買おうと思ったのは、あるショップでおもちゃみたいなフィンを貸し出されたことがきっかけではあるが、その旅行から帰ってきてネットでフィンのことを色々と調べ始めてから見つけたある沖縄好きの方がやっているブログでマイ・フィンを薦めていたからだった。その人もシュノーケリング好きで、やはりおもちゃのフィンにストレスを感じてマイ・フィンを購入したのだが、その人はバックパッカーである。バックパックにフィンを入れる、その心意気に僕は感動してしまった。シュノーケリングが好きならバックパックにフィンも入れるというのか、僕はまだまだシュノーケリング愛が足らないと痛感した。
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朝、シュノーケル・ツアーの集合場所に、メッシュバッグにマイ・フィンとシュノーケルを入れ、腰に薄いウエットの上着を巻き、首からオリンパスのタフを下げたオレが現れると、家族連れのお父さんなんかは少し唖然とした表情になっている時がある。シュノーケリングごときにこいつは何本気になっているんだと、子供がそこいらでパチャパチャやってるもんじゃないのかという感じである。しかし、スタッフはそんなオレに対して仲間意識というか親近感丸出しで接してくる。それは1本目のポイント終了後により明確になる。僕に対してシュノーケラーとして合格だと認めるのだ。僕は泳ぐ前に潮の流れを確認する。ボートの位置と潮の流れを理解していれば、ボートから離れ過ぎることはない。潮に乗って泳いでしまうと意外と速く進んでしまいボートから離れてしまう。しかも、波の底面にいると少しの波の高さでボートは見えなくなる。これでパニックになる人もいるという。僕は泳いでいる最中によくボートの位置を確認する。自分とボートの位置関係を把握していれば安心して遊ぶことができる。その時にボートの上のスタッフと目が合うことがある。離れているしマスク越しなので実際に目は合っていないのかもしれないが、なんとなくアイコンタクトを取っていると感じる。ボートに上がるオレに対する「お疲れ様」に心がこもるのだ。2本目に入る前に、スタッフ同士の会話で、僕らは大丈夫だから他のゲストをフォローしてと聞こえてきたこともあった。
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僕はシュノーケリングをしている時間も好きだが、海から上がって太陽の熱で温められていくあの感じも好きだ。隣で同じように海を眺めるスタッフと口には出さないが「いいよねぇ」という気分を共有している。以前、そんなふうに海を眺めていると、ゲストのオッサンが珊瑚の上に乗り上げてしまい身動きが取れなくなった。素人はフィンで珊瑚を蹴り上げて折ってしまったり、珊瑚の上を通過できると思ってもライフジャケットの厚さが意外にあるのでつっかえてしまうことがよくある(僕は今まで一度もないけど)。乗り上げてしまったら無理やりに動かず、波を待ちふわりと浮いたところで脱出を図ればいい。まぁ、そこのスタッフは口も悪かったこともあるのだが、そのオッサンに向かって「あのバカ」と小声で言い、船に戻ってきたオッサンが膝から出血していると訴えても「唾でも付けといて下さい」と言い放った。オレのフィンを見て「KAILっすね」と人懐っこい笑顔で言ったスタッフだった。

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