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初めての西丹沢は、畦ヶ丸から攻めるべきである。 [山ヤと煙はなんとやら。]

おはようございます、38kicksでございます。

どうにもこうにもブログの更新をする頻度が減っている。PCを立ち上げるのが週に一回もないのだから仕方がない。ソネブロは一度やめてからの復活でしたが、どうしようかなぁ。

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3月、初めて西丹沢に向かうことにした。西丹沢に対しては渋いというイメージがあり、バスの乗車時間も長いので高校生の頃は行きたいとも思わなかった。西丹沢と言えば檜洞丸である。今回はその檜洞丸をサクッと登ってこようと思っていたのだが、前日になって行先を畦ヶ丸に変更した。美味しいものは後回し的に考えたってのもあるし、試してみたいことがあったのだ。

僕の登山靴はサロモンのXウルトラのローカットである。僕はレベルはどうであれ走る人なので、山でも多少は走れる靴が欲しくてサロモンの直営店へ行って選んだ。Xウルトラはモンブランで行われる山岳レース用に開発された靴で、より登山靴に近いトレランシューズという位置付けでいいと思う。いくつか試し履きした中で一番守られている感じがして安心感があったのだ。走ることが目的ならば、もう少し柔らかい方がいいと思う。XAプロなんて履いた瞬間走りたくなるような靴だった。で、ウルトラは長く履いていると爪先が痛くなる傾向があり、靴下を薄くしたらどうかなと、それを少し短めのルートで試してみたかったのだ。もし、それでも痛くなるようなら、嫁に内緒でプロを買ってしまおうと考えていた。昔は、特に革の重厚な登山靴を履く場合、靴下を二枚履くなんてことは普通だった。今では靴自体の足入れ感が抜群に向上しているので、厚手の靴下を履く必要性がなくなってしまった。今回は少し薄手のサポートタイプを選んでみた。

西丹沢の登山口は小田急線の新松田駅からバスで1時間ちょっとのビジターセンターとなる。正直言って遠いが仕方ない。ビジターセンターから下棚と本棚の二つの名瀑をめぐり、畦ヶ丸山頂を経て大滝橋へ下るコースタイム5時間35分の特に難しいところのないルートである。僕は午前の遅いバスに乗り、午後の速いバスで帰るつもりだったので、コースタイムを30分ばかり縮める必要があった。そんなに急いだつもりはなかったのだが、結果的に4時間で下山してしまいバスを1時間も待つはめになってしまった。

コースの前半は実に西丹沢らしい沢沿いを進んでいくのだが、西丹沢らしいとか言っておきながら西丹沢は初めてである。僕は川好きでもあるので楽しく進むことができた。特に後半の沢沿いのミツマタが奇麗でしたね。僕は花には興味がない。高校生の頃に尾瀬に何度か行っているのだが、ああ花が咲いているねぇくらいなもので、花の名前を覚えたりすることはなかった。こうやって季節を変え、たびたび山に向かっていると、今までとは違った視線で山を眺めることができるなと実感した。
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さて、もうひと頑張りするかと気合を入れたらすぐに山頂になってしまった。あまり手ごたえのない山ではあったが、たとえば、僕がもっと歳を重ねてのんびり山を楽しむようになったらベストな山なんじゃないだろうか。

爪先も最後まで痛くなることはなく、XAプロの購入は諦めるしかなかった。そんなわけで、ローカットはXウルトラにお任せすることにして、ミドルかハイの登山靴を買うことにしたわけであります。
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