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早歩き登山家。 [山ヤと煙はなんとやら。]

おはようございます、38kicksでございます。

すっかりご無沙汰でございます。忙しいというのはまったくの言い訳でございまして、そもそもPCを開かない日の方が多くなってしまった。スマホでインスタを更新するのに慣れてしまうとブログの文章は面倒になってしまうのだ。以前は休みの日にPCの前に座り飽きもせずにパチパチやっていたものだが、今はそこまでする時間がないというか、優先順位としてはだいぶ下になってしまった感じがする。まぁ、でもたまにはね、更新いたしましょうね。

去年の秋から登山を再開している。僕が登山やらキャンプを趣味にしていたのは15歳から20歳くらいまでの間で、本格的というには程遠い趣味ではあったが、某国営放送のBSで登山のドキュメント番組があると必ず見ていたし、見ると心がザワついてしまうのも毎度のことである。

ここ10年ほどランニングを続けており、その流れで2年程前にローカットのトレッキングシューズを買った。モンブランで開催されるトレイルランニングのレース用に開発されたサロモンのシューズである。買ったはいいが登山の計画はいつになっても白紙のままで、ゴアテックスなので雨の日に履いたらやたらと滑って危険を感じてしまい、とにかく履く機会がまったくなくなってしまった。

コロナ禍になって、登山のドキュメント番組がたびたび再放送されるようになった。放送できる番組がないから再放送するのだろうが、登山を趣味にしている人達に番組を見て登った気持ちになって下さいというなら大きな間違いだ。余計に行きたくなるだけだ。そんなわけで、県をまたがないで行くとすれば丹沢である。久し振りとはいえ、丹沢なら何度も行ったことがあるので安心だ。高校生がお小遣いで行けるのは丹沢止まりだったのだ。まずは去年の秋にヤビツ峠から大山に登って様子を見ることにしたら、予想以上に足に来て翌日ふくらはぎが筋肉痛になった。確かに歩く距離は短いが石段ばかりで意外とハードに感じたのは、ただ単に長いブランクのせいだけだったのだろうか。とはいえ、平坦な登山道ではトレランの真似をしてちょこっと走ったりもしたので、まだまだオジサンは頑張るぞと妙な気合も入ってしまった。月イチで山に行こうと決めたのである。

大山の次は大倉から鍋割山を経由して塔ノ岳へ登った。急登の大倉尾根、通称バカ尾根を登りたくないから鍋割山を経由するという僕の得意なコースである。鍋割山の山頂では少し気難しい山荘主人が作る鍋焼きうどんが人気で、僕はそれを横目に自分でカップヌードルを作って食べるという目的をしっかりと果すことに成功した。次はヤビツ峠から表尾根で塔ノ岳を目指した。ヤビツ峠までのバスは山道を行くので酔って気持ちが悪くなるのでもう乗りたくはないのだが、このルートの稜線歩きはなかなか眺めがよろしくて気に入った。その次は初めての西丹沢で、檜洞丸に登ろうと思っていたのだが前日に計画を変更して畦ヶ丸にした。その方が順番的に正しいかなと思ったのだ。沢沿いのルートを行く西丹沢らしいルートで、調子に乗って歩いたらコースタイムを2時間ほど短縮してしまいバスを待つ時間が長くて参った。

僕はソロで登っている。自分のペースで登りたいから、登山仲間を作ることにも興味がない。雪山を登るには一人では経験と知識的に無理だから、登りたくなったら考えなくてはならないが、たとえば丹沢でもちょこっと雪山を体験するくらいのことはできるし、雪が降った翌日にバカ尾根を登り、危険を感じる前に引き返せばいいだけの話である。僕の予想では今年の夏にはコロナが落ち着いており、卒業検定気分で丹沢の最高峰である蛭ヶ岳に登り、夏の終わりにボーナスで買ったテントを担いで八ヶ岳へ行く計画を立てていた。しかし、ワクチンを打つのがいつになるかよく分からない状況だし、緊急事態宣言やら蔓延防止やらオリンピックやら会社の現場異動やらで気分が落ち着かないので、とりあえずは落ち着くまでは丹沢オンリーでいこうと決めた。基本的には連休を取り、連休初日の平日に登りに行くことにしている。

4月は宮ケ瀬から丹沢山、塔ノ岳を経由してバカ尾根を降りるロングコースに挑んだ。この時も檜洞丸に登る予定だったのだが休みがずれて日曜日になってしまったので、ツツジの季節で混雑するであろう檜洞丸はやめて、平日はバスの便が悪く遠慮していたこのコースにしたのだ。コースタイムは10時間で、ある程度は縮める自信はあったが念のためにヘッドランプを用意した割には6時間半で歩くことができた。現在の登山スタイルはいくつかにジャンル分けされており、軽さに特化したウルトラライト、スピードに特化したスピードハイク、走ることに特化したトレランなど、結局のところカタログ化しているだけじゃないかという否定的な見方もできる。僕は山に登っている最中から早く家に帰って美味しいビールを呑むことばかり考えているので、必然的に早歩きになっているらしく、人がいない平坦な登山道では軽く走ったりもする。ただし、ここ何回かは急いで歩くだけの登山もあまり面白くないなと感じたのも確かではある。結局のところ、自分の好きなように登って下りるだけだなと思う。雑誌やカタログを見てほしいなと思っても、実際にそれを店頭で手に取ってみたりすると、オレには必要ないなと感じることの方が多い。それよりも、直感でこれは必要だと思ったものを揃えていけばいいような気がする。年齢的に言っても、今のような早歩き登山をするのもあと5年ほどだろう。それまでに、このスタイルで攻めたい山がいくつかあるので、頑張りたいと思います。

では、またそのうちにお会いしましょう。

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